組合員活動報告

10/18 総代研修 「食も農も環境も守る、お米の取りくみを見に行こう!(徳島 小松島・鳴門)」

2024.2.13

[報告] 理事会(おおさか)

さわやかな秋晴れの天候に恵まれて、さあ!みんなで徳島にレッツゴー!

はじめに小松島市にあるNPO法人とくしま有機農業サポートセンターを訪問。敷地に入るとすぐに素敵なピザ窯がありました。このピザ窯は地元の人にサポートセンターを知ってもらえるには?と考えて廃ビニールハウスを利用してピザ窯作りのイベントを企画し、組合員と一緒に作られたそうです。ピザ窯で焼いたピザもいただき、炭の香りがしてとても美味しかったです!

浜田孝俊さんと西田聖さんからお話を伺いました。農薬(特にネオニコチノイド系)を使用しない米作りに取り組むことになった経緯や、ネオニコチノイド系の農薬を止めてから6年でコウノトリが飛来するような多くの生物がいる田んぼの環境になったこと。佐伯さんとの出会いからコープ自然派で「ツルをよぶお米」が売り始められるようになったお話など、時間があればまだまだお聞きしたかったです。最後にコープ自然派しこくの川合専務理事から、「この地域の農家さんがBLOF理論によるお米栽培でお米の収穫量が増え収益が上がる実績を聞いて慣行農法からビオトープ、省農薬に切り替えるところが増えてきている。これを持続可能にできるのは食べる口も増やしていくことが大事です。皆さん、コープ自然派のお米を食べて広めていきましょう!」と呼びかけがありました。

続いてJA東とくしま米倉庫を見学。広い倉庫内はふわっとお米の香りがしました。少しひんやりした倉庫内は玄米を17℃で管理、一番多い時は30キロの米袋が8、000袋入る倉庫も今年は不作でいっぱいにはならなかったそうです。

次に向かった先は鳴門市大麻町の整備されたビオトープ。遠くの鉄塔にコウノトリが止まっていました。特定非営利活動法人「とくしまコウノトリ基金」の柴折さんからビオトープの取り組みとコウノトリの生態や生息について伺いました。

眼前に広がるビオトープは20年間耕作放棄地だったところを3年かけて整備。水を張れるようになった去年ごろからコウノトリが飛来し今年の10月には46羽が確認されたそうです。

コープ自然派の環境支払いカンパはこのような取り組みに活用されています。このコウノトリ基金と連携し、日本酒を作っている本家松浦酒造場にも足を運び「コウノトリのお酒 朝と夕」も試飲させていただきました。

現地の風景を見て生産者さんの話を聞く大切さ、それができるコープ自然派と生産者との関係を実感できた1日でした。このような沢山の学びの機会がある総代に、あなたも立候補してみませんか?

参加者からの感想(一部抜粋)

  • 普段口にしているものが、どんな過程を経て手元に届いているのか知らないで、その裏に疑問を持っていなかったなと思いました。現場に足を運び直接お話を聞くことで、コウノトリのお米の取り組みの重要さを再認識し、理解を深めることができたと思います。ありがとうございました。
  • かけ足ではありましたが徳島有機農業サポートセンター、コウノトリ基金、松浦酒造とそれぞれにお米の取り組み、環境に配慮した取り組みをお聞きでき私達が安全なお米を食べることが出来るのだと思います。
  • 価格最優先でお米を購入している友人にもお米クーポンを使えば自然派のお米を買ってもらえるのでそうして友人の分も注文していました。これからも安全なお米をよろしくお願いします。