組合員活動報告

4/8・9 堀越けいにんさんお話会 「行きたい社会のつくりかたNEXT」 大阪&和歌山

[報告] 理事会

統一地方選挙前企画として大阪と和歌山で開催し、両日合わせて約80名の参加がありました。

元衆議院議員で社会活動家の堀越けいにんさん。堀越さんが保護し飼っている猫たちの話、ナマケモノなどの野生動物、超過密で劣悪な工場畜産の様子など、色んな角度から分かりやすく、また印象深く、動物福祉(アニマルウェルフェア)

について説明してくださいました。

@大阪

15歳~39歳までの死因の一位が自殺であること、子どもたちが考える「大人になるための条件」で一番多いのが「ルールを守ること」だった、などを例に出し、子どもの権利より親の権利、親の権利より社会の都合が優先されている日本社会の現状を伝えられました。そこで私たち大人にできることは、子どもを「保護の対象」から「権利の主体」として接することだと堀越さんはいいます。他人軸ではなく自分軸で考え、ルールは変えていけるもの、という意識を子どもたちに伝えることが大切だと話されていました。

最後に、「一人ひとりが生きたい社会やなりたい自分を考えて、紙に書きだしてみましょう」とおっしゃっていました。どんな社会を生きたいかを言語化することで、必ず社会問題に行き当たり、その先は政治につながります。また自分たちにできる簡単な行動の一つとして、スーパーやお店に置いてある「お客様の声」に要望や感謝の気持ちを書く、商品を買って生産者を支える、という「消費者アクション」を挙げられました。

@和歌山
@大阪

人間の幸福度、動物福祉、抗生物質、子育て・虐待問題、原発事故、政治家の経験、民主主義とは等、さまざまな方面から熱く語っていただきました。「政治と生活はつながっている」ということを参加者それぞれが感じ、自分たちが生きたい社会を作っていくためのヒントを得ることができたイベントとなりました。

<参加者の感想>一部抜粋

・民主主義=多数決ではなく根本にあるものは、「話し合い」であるというのが心に残りました。

・家庭でできる民主主義、今までのように買い物で生産者を応援していく、自分で情報を知りに行く、調べる、考える、意見、気持ちを伝える、自分でできそうなことから、一つずつ行動し、伝えていきたいと思いました。

・子育て、動物のこと…どれも政治につながる。今まで選挙に何も思っていなかったけれど、これからは自分のため、家族のこと、しっかり考えて一票を入れたいと思いました。

・家に帰って「民主主義」やっていきます。

・アニマルウェルフェアは慈善事業ではない。科学的にも根拠がある。

・子どもの権利、子ども基本法についてはこれから学び、発信していきたいです。

・自分のすぐそばにある問題を交えてのお話をきっかけに自分の生きたい社会に対する考えや出来ることを改めて実行してみようと思いました。

<員外アンケート>

・とてもおもしろく、あっという間でした。インスタで知ってる堀越さんに会えてうれしかった。素敵な企画をありがとうございました。私は子どもがいないけど子どもを支える社会を作っていきましょう。

・選挙前日にタイムリーなお話が聞けて参考になりました。ありがとうございました。

@大阪
@和歌山
@和歌山