組合員活動報告

3/8島原かまぼこさんに聞いてみたい!練り物の伝統製法。  

2023.6.12

[報告] 商品委員会

(株)島原本舗の山口さんから、宇和島のじゃこ天&蒲鉾のお話を伺いました。更に、実際のじゃこスティックの原料であるすり身を成形し揚げる調理、試食と、盛り沢山な内容でした。魚の漁獲量が減り、色々な魚を混ぜ安定した物を使う大変さがあり、生魚を使った練り物を作る生産者も減っているそうです。

製造工程では、年配の方々が、氷をまな板の上に載せた状態で、小魚の下処理を全て手作業されておられるとのこと。長年の職人は、成形段階の塩加減で完成度が違うのを見極めて、タイミングよく仕上げているとの事でした。

島原本舗さんの練り物は添加物が一切ないのに対し、一般の市場で販売の練り物には、8%もの甘味成分が入っている事の違いに、納得できる味でした。

実際に、袋の中のすり身を良く揉み、形を整えて揚げます。弾力があり、食べても小骨等を感じないくらい滑らかでした。揚げると大きく膨らむのにも驚きでした。揚げたてのじゃこ天、ちくわや蒲鉾もとても美味しく、参加者にはとても好評でした。

<参加者の声>一部抜粋

・揚げたてのじゃこ天がとてもおいしかったです。

・すり身を揚げて食べる経験が初めてで、小判型に成型するのも楽しく、

 揚げている途中で大きく膨らむのに驚きました。楽しく、おいしくとても満足でした。

・じゃこ天を大根おろしで頂くのが、新鮮でした。

・冷凍すり身には、砂糖が入っていることなど知らないことが多かったです。

 宇和島かまぼこは変な甘さがなく好んで食べていましたが、話を伺って納得しました。

・じゃこ天が全国的なものでないことにびっくりしました。                                                                                                                                                                                                                ・市販の練り物との違いがよく分かりました。

・すり身を作る苦労の大変さも分かり、今の漁業の状況から買い支えたいと思いました。

・練り物をはじめ、今は添加物が入っていて当たり前の商品がスーパーで売られています。

 小さい子には、本当の味を知ってほしいし、体づくりの大切な時期に無添加、

 化学肥料な塩野菜を食べてほしいのですが、子育て世代ほど、経済的に厳しく、

 なかなか本物の食品を購入することができません。この矛盾を何とか社会の問題として、

 取り上げていかないといけないと感じています。