組合員活動報告
【報告】5/11 薬に頼らず“食”で作る元気な身体
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内なるドクター(自然治癒力など自らの力で病気を治すこと)を活かす治療をされている、小児科医の高野弘之さん。「薬に頼らず“食”で作る元気な身体」についてお話しいただき、小さいお子さん連れの参加者が多い講演会となりました。

高野さんは長崎県の離島で勤務をされていた時に、島に住む子どもたちは自然豊かな環境で暮らすため健康だと想像していたが、病弱な子どもが多いことに疑問を抱きます。子どもたちのカルテを見ると、必要以上に処方されている薬や、過剰なワクチン接種が病弱になる原因だと気がつきます。現代医学は抗生剤や抗ウイルス剤・ステロイド解熱剤など、対処療法一辺倒で病気の原因にはアプローチせず、結果(病状)にのみ着目し、病状を抑える薬が処方されることがほとんどです。例えば、抗生物質は有害な菌だけでなく、体にとって必要な常在菌まで死滅させてしまうため腸炎を起こしたり、耐性菌によりいざという時に薬が効かないといったデメリットがあります。一般的に子宮頸がんはHPVウイルス、胃がんや胃潰瘍はピロリ菌が原因とされていますが、結果的にがんや胃潰瘍の患者からこれらの菌が見つかったのであり、この菌やウイルス自体が病気の原因ではなく、生活習慣やストレス、薬の副作用など様々な要因が絡んで発病するということです。菌が病気の原因と断定することで、不要な薬による治療や、それらの菌を予防するワクチン接種に繋がることを危惧されていました。
また、抗コリン薬(排尿障害、パーキンソンなどに使われる治療薬)・抗ヒスタミン薬(アレルギー、鎮咳)・抗うつ薬などの副交感神経の働きを抑える薬は、認知症の原因の一つとも言われており、痛みや痒みで眠れないといった場合でない限り、これらの薬はむやみに服用せずに必要最低限に留めた方が良いとのことです。風邪やアレルギーの症状には、食による養生を教えていただきました。

咳に効果があるのは、パイナップル(ブロメライン)、レンコン(タンニン・ムチン)、かりん(アミグダバリン)、ヘチマ(ヘチマサポニン)、蜂蜜(グルコースオキシターゼ)、チョコやココア(テオブロミン)、玉ねぎは切って置いておくことで硫化アリルが効能を発揮します。乳児の鼻詰まりには、鼻に数滴の母乳をたらすと鼻が通りやすくなるそうです。発熱や下痢などの症状は薬で抑えるのではなく、体に溜まった毒素を排出する良い機会と捉えることができます。病気を予防するには薬やワクチンに依存するのではなく、できる限り体に毒素(添加物、農薬、放射線、電磁波、医薬品、ワクチン、PM2.5、タバコ、ストレス、経皮毒)を溜め込まないことが重要です。内なるドクターが働ける環境をつくるためには、小さい頃から多様な菌に触れ自然免疫を獲得する機会をもつなど、子育てのヒントをたくさん教えていただきました。
<参加者の声> ※一部抜粋
- 内なるドクターの重要性に改めて学べて自分の身体と会話しながら生活していきたいです。たくさんの気づきと学びをありがとうございました。
- 子どもにワクチンをどうしようか迷っていましたが決断できました。またこのような機会があれば参加したいです 。
- 前回本間先生の企画も参加させていただきましたが、今回も大変参考になりました。こういった回に参加出来ることは貴重なので、自然派に入会して良かったです 。内なるドクターを強化するには、薬以外に何が出来るのかわからなかったので、具体的に話があればよかったなと。
- 何が問題で、今何をしないといけないかなど色々気づき、今後に活かすことが出来る内容でした。特に咳に効く食材が知らないこともあり勉強になりました。ありがとうございました。