組合員活動報告
【報告】5/20 映画「決断 運命を変えた3.11母子避難」上映と森松明希子さんを招いてのお話〜福島原発事故からの避難〜
■理事会
14年前、3.11東日本大震災、東京電力福島第一原発の水蒸気爆発・・想像を絶する状況におかれた10人の被災者と避難に至るまでの経緯、その後をインタビューしたドキュメンタリー映画「決断」~運命を変えた3.11母子避難~。避難を決めた時の気持ち、その後の生活についてご自身の言葉で切実に語られている。
映画が進むにつれ「怒り」が込み上げて来る。何への怒りなのか・・観ながら自問する。
原発は危険と分かっているのに止められない政府への怒り。震災当初は「東京電力が起こした過去最大の原発事故」「チェルノブイリより深刻」と言っていた。しかしいつしか政府は年間被ばく基準値を20ベクレルまで引上げ(震災前は1ベクレル)、被災者が避難する権利を奪った。国民が守られていない。

映画にも登場される「ふつうの暮らし、避難の権利」関西訴訟、原告団代表の森松明希子さんから「裁判を傍聴してもらうことで世間は注目しているんだという民意になるんです」と切なる思いをお伺いし、傍聴が力になるのなら自分にも出来る事だと思った。決して他人事ではない、私達の住んでいる関西にも原発はあり、もしも自分がその立場だったら・・と真剣に考えるきっかけになる1日だった。
<参加者の声> ※一部抜粋
・時間を作って申込、足を運んで良かったです。有難うござ いました。
・原発事故後に情報が早く、正確に伝えられなかったことが先ず問題だと思いました。そんな状態の中で避難をせざるをえなかった方々は、この地震国に住む私たちの問題であると思います。
・福島の地震に震源地で経験された方々のお話、思いを語られたドキュメントの映画を待っていました。これは多くの人々に見ていただきたい映画だと思います。この映画を私も微力ながら広めていきたいと思いました。色々考えさせられた映画とお話でした。福島地震から14年この問題も今だから言うべきこともあったと思います。あとでじっくりと考えてみたいと思います。
