組合員活動報告

【報告】3/8 障害のある人もない人も対等に働く、豊能障害者労働センターを知っていますか?

チームJINKEN

豊能障害者労働センターの成り立ちや、そこで働く方の話を聞きました。ほとんどの障害者施設が「居場所作り」がメインで労働としては最低賃金よりかなり低い賃金で働いている現場が多い中、健常者と同じ給料で働く場を作っていったここの労働センターの取組はすごいなあ!と思わずにはいられません。それは、障害当事者(家族も含め)が、市民や行政を巻き込んで粘り強く運動を展開していった成果ですが、今後も継続するためには、絶え間ない運動と行政との対話が必要です。その運動とは、「働く」ということの意味・価値を豊能労働センターの存在を通して、世に問い続けるということなのだと思いました。  

ただ、こんな取り組みがなかなか拡がらない(日本の中でもここだけ!?)のは、私たちが効率や競争原理から1歩も抜け出せていないということの現れで、障害者の労働の問題は、私たちの労働の問題であると、いまさらながら思い至りました。

障害がある人が家族にいる参加者が多く、身近で切実なお話になってよかったと思います。労働や人権について、それこそ障害のあるなしに関わらず、それぞれが深く考える時間になりました。

<参加者の声> ※一部抜粋

  • “そんたく”させないように・・・というのはお互いに難しいことだと思います。そういうことがあると分かって、キャッチボールをすることを心がけていきたいです。
  • 実際に長年働いてこられたご本人様のお話、それを長年見守ってご尽力されてきた方のお話を直接聴くことができて、とても良い機会を頂けました。本当にありがとうございました。 労働センターについて初めて知りましたので、時々お店やHPなど訪れてみたいと思います。
  • 娘に知的障害があるため、興味のあるイベントなどあれば参加したい。
  • 箕面市の様子がよくわかりました。活動の話はおもしろかったです。(具体的なとりくみ)
  •  行政の制度や事業所の仕組みなど知らない事ばかりなので、新鮮な思いでお話聞きました。皆さんの熱い想いを感じました。 私の感覚ですが、箕面の障害者への視線はあたたかいです。世界全体でも変わってきていると思います。P.S. 池田さんのお声が可愛らしくて心ほっこりしました。
  • 豊能障害者労働センターの通販はずっと前から利用させてもらっていました。 昨年11月、自然栽培と農福連携に関するドキュメンタリー映画を観て感動したので、自分でも上映会を企画し、23名集まりました。(庄内ショコラで3月に実施) この会でも上映会できたらと思いました。 自分自身は8年前から自然栽培の畑に関わっていて、今でも胡麻や空豆など育てています。
  • 色々と学ばせていただきました。“仕事を作る”という視点にはハッとさせられました。 グループホームと農福連携についてもう少しふみ込んだお話を伺いたいです。
  • とても素敵なお話を聞け、有意義な時間でした。
  • 実際の活動等のお話を聞けて参考になりました。ありがとうございました。
  • 箕面市独自の取り組みとのことですが拡がればいいなと思います。 協働労働・社会的雇用を大切な核に運営されていることを知ることができました。地域のことについても詳しく知ろうと思います。