組合員活動報告

【報告】1/21へんこのごま油について知ろう!山田製油学習会

■商品委員会


株式会社山田製油を迎え、ごま油についての学習会を開催しました。全ては「世のため、人のため」という思いが原点。受け継いだ思いと伝来の製法で、ごまかしのない製品を作られています。貧困国の換金作物として栽培されてきたゴマですが、近年の農作物の価格上昇でわざわざゴマを作る生産者が減ってきているそうです。


その中良いゴマを探し、今は10ヶ国から厳選して入手していますが、個体差のあるゴマを炒るのは職人技!ゴマは半分の50%が油で、薬剤抽出をせずに圧搾して抽出する1番絞りはゴマ総量の30%。この一番美味しい一番搾りのみを製品化し、残り20%の油を含んだ搾りかすからは再抽出せず、肥料として活用し農作物のうま味となります。

精製は1番絞りを湯洗い撹拌し静置したのち、残った水分を飛ばすための火入れは薪を使い昔ながらのかまどで行います。和紙でのろ過、瓶詰め・ラベル貼りは全て手作業。完成まで妥協のない丁寧な作業で、大体1㎏のゴマから275gのごま油ができるそうです。一番搾りごま油や焙煎していないごま油など4種類のごま油の試飲を行いました。それぞれのごま油は見た目も違いますが、4種類それぞれ違う味に驚きの声があがっていました。

ごま豆腐作りの実演では、一つの石うすで1時間に2袋しかできないというねり胡麻を使用。予想以上にサラサラで混ぜやすく、石うすで2度挽きする製造工程のこだわりを感じることが出来ました。
3代目になる社長は、受け継いだ思いを製品だけに 留めずカタチを変えて、自社でもゴマ栽培に取り組んだり、ごま料理を楽しめるレストランや未来ある子どもたちと育てるお母さんを守る食の安全を考える場所づくり、中でもそもそもフードロスを出さない製造・製品作りに精力的に取り組まれています。

 【参加者の声】※一部抜粋

  • 今回初めて山田さんのごま油を試食させてもらいましたが、作り方などお聞きしてすごく作り手の方の愛を感じました。
  • ごま油をこんなに味わうことがなかったので良い体験ができてうれしいです。製造工程がむかしながらを続けておられることにも感動しました。
  • 4種のごま油のちがいや製法、またこだわりを教えて頂いてこれから購入の参考になりました。ごまどうふぜひ家で作ってみたいと思います。
  • 丁寧に誠実にこだわって作ってくださっていること、効率よりも安心安全良いものをと思って物作りをされている企業理念に感動でした。全ておいしかったです。
  • 製造工程等を少し知り、価格に納得!