組合員活動報告
【報告】7/7 親子で楽しもう!~紀の川市の田んぼで小さな生き物探しをしよう2024~
無農薬・無肥料の片山農園(紀の川市)での田んぼの生き物調査は今年で3回目でした。「大雨が続いたので増水を防ぐために放水したところ、生き物の多くが川に流れてしまった」と片山さん。急遽、近くで無農薬栽培されている高橋さんの高橋農園の田んぼも使わせていただくことになり、当日は両方の田んぼで生き物調査を楽しみました。
子どもから大人まで約30名。
とても暑い日でしたが、バッタやキリギリスなど虫取りをしたり、田んぼの中に素足で入って水の中の生き物を夢中で探しました。普段はなかなか見ることのない、田植えの様子も傍で見ることができました。
その後、紀の川市の生涯学習センターに移動し、講師の有本先生と一緒にどんな生き物がいるか観察しました。
・ゲンゴロウは後ろの足がオールのようになっているので泳ぎが上手、ガムシは普通の足なので泳ぎが下手。
・虫の数は年々減っている。農薬の有無だけでなく、苗代から作っているかどうか、機械か手植えか、周りに森があるか否かによっても、虫の数や種類は変わってくる。
・田んぼはコメを作るためだけでなく、弱い虫たちも住める貴重な場所を提供している。
など、それぞれの生き物の特徴や田んぼの意義など、
大切なことをたくさん教えていただきました。
~今回見つけた生き物たち~
【ヌマガエル、二ホンアマガエル、スクミリンゴガイ、ヒメタニシ、カブトエビ、ハイイロゲンゴロウ、ギンヤンマ、ヒメガムシ、ケラ、ショウリョウバッタ、ウスイロササキリ、アカハネオンブバッタ、クビキリギス、コバネイナゴ、マメコガネ、ナナホシテントウ】
<参加者の声> ※一部抜粋
- 年齢が低かったので少し難しかったですが、田んぼに入ったり、トラクターを近くで見れたり…と良い経験になりました。
- 子供達に昔から日本の農業の一端を経験させる事が出来、本当に貴重な体験でした。もっと沢山の現代の子供が田んぼ体験に触れる機会が増えたらナと願っています。
- 大変勉強になりました 生態系のこと 肥料のこと 等 普段食べるお米だけに色々と考えさせられました また是非参加したいです。