活動レポート⑧
おおさかの学校給食を考える会「未来へつながる給食 ~活動レポ~ 」
私たちの会では7月12日に研修として、給食に関する映画を視聴し、その後にサポートメンバー交流会を開催しました。映画のなかで、韓国にて無償有機給食を実現させる運動を率いてきた、イ・ビンパさんによる韓国の現状報告がありました。イ・ビンパさんの「憲法に義務教育は無償とあるので給食は無料に」「子ども達が、環境にやさしい有機食品を当たり前に食べられる世界を」との言葉に、「日本は遅れている」としみじみ思いました。しかし日本にもいすみ市をはじめとして、先進的な自治体もあります。そこでは「子どもの食」だけにとどまらず、「農」や「自治」の向上を目指す取り組みの紹介がありました。「我が子に安心できるものを食べさせたい」という親の願いは、国を支える産業としての「有機農業の重要性」はもちろんのこと、「これからの社会の方向性」や「自治体のあり方」も含めて発展させていくテーマなのだと気づかされました。オーガニック給食の活動に関心がある人にとって、勇気が湧いてくるような内容の記録映画でした。
今回、精力的に活動されているサポートメンバーに加えて、農民連からの参加もありました。映画の後の交流会では参加者それぞれの居住地での現状や、今までの活動についても詳しく聞くことが出来ました。吹田市では民営の給食センターが造られようとしています。利益を上げないと成り立たない民営ではなく、自治体の責任で「子どもの安全を優先」すること。そんな社会へと声を上げることの大切さも感じました。