お知らせ

【理事研修報告】『株式会社ハート』工場見学

2022.1.13

高知県長岡郡大豊町にある「株式会社ハート」の日本でも数少ないオーガニック認証自社工場へ見学に伺いました。

代表取締役である山岡弘章さんが6歳の頃、アレルギーからくる喘息の発作をきっかけにご両親が身体に有害な化学薬剤を使わずに安全・安心な寝具を作りたいと設立された株式会社ハート。

幼少期のお話から始まり、原料がオーガニックコットンでも必ずしも安全・安心ではないということを教えていただきました。

一般的に農場では禁止されている劇薬が、工場では加工をする際に数千・数万種類も使用されているそうです。『誰が作ったのか?どんな作られ方をしたものか?輸送方法は?』大事なのは糸から生地へ、生地から商品へなるまでの製造工程・在庫管理・輸送手段に至るまでの全工程で有害なものを使わないことであり、ハートでは日本初、国際有機認定機関エコサート(フランス)による国際オーガニック認証を取得しています。

移染、汚染、混入を防ぐために原料から最終製品納品までの生産履歴を逆追跡できるトレーサビリティー証明も含まれており徹底した品質管理がされています。        
羽毛ふとんについては動画視聴後、詳しくご説明いただきました。羽毛の洗浄が足りないと保温力低下につながるのだそうです。そのためには還元力の高い超軟水の地下水を利用します。その利用のため三重県の工場の協力を得て、マルセイユ石けんと水だけで「研ぎ洗い」をし、すすぎを徹底することで羽毛独特の臭いもほとんどなくなります。高密度生地の使用、シームレス加工、立体キルト加工などにより暖かさや快適さを追求されています。

工場見学では『①裁断②縫製③製綿④綿入れ⑤キルト⑥ヘム加工⑦検品⑧検針⑨蛍光検査』 ほぼ全ての工程を丁寧な説明を交えながら見学させていただきました。蛍光検査では最終製品をブラックライトで照らし薬品汚染の有無を確認しています。

羽毛ふとんを回収しリサイクル羽毛へ有効利用(GreenDownProject)することや、以前は有料で廃棄していた布団製造時に出る端切れを使用して、布団製品を入れる布パッケージ(脱プラスチック)を作ること、またはエシカル鏡餅(端切れと落ち綿で作った正月飾り)の販売などにより循環型社会へ向け持続可能なものづくりを積極的に取り組まれていました。

人生の1/3は睡眠時間と言われています。質の高い睡眠を得る為に寝具を見直す良いきっかけとなりました。工場の皆さま、どうもありがとうございました。